もともと名古屋市内で喫茶店を営んでみえたS様。
ご主人のご実家のある山岡で、引き続き喫茶店を営みたいということで、店舗兼住宅の建物を建てられました。
ご主人の淹れるコーヒー、奥様の作られる手作りお菓子にもとても自然派でこだわり満載なのですが、建物も負けないくらいにこだわりいっぱいになりました。
外壁には杉の板を張って、自然の風合いで色が着いて行くように、塗装は何もしていません。屋根は若干山小屋もイメージして、赤いガルバリウム鋼板葺きとしました。外でもコーヒーが楽しめるようにウッドデッキも設けました。
断熱材は羊毛断熱材を使用。内装は床は全て無垢のフローリングに壁は塗装仕上げとして、ナチュラル感溢れるにプレーンな感じになっています。
2階が居住スペースとなっていて、床には桧のフローリング、屋根の勾配に合わせて作った斜め天井には杉の羽目板、壁は塗装仕上げとし、収納内部の壁には杉板を張ってあります。
薪ストーブの置き方にも一工夫。店舗の奥にある薪ストーブの上に脱衣室があり、その上に更にロフトがあるのですが、床が一部格子状になっていて、薪ストーブの暖気がそのまま2階からロフトに上がるようになっています。
自然素材というよりも、自然の一部になったような建物になりました。
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