当初から土壁の家がご希望のT様。
理由はその家が最終的に地球に帰ることができるのかどうか、ということでした。
土壁を塗っても、外部は外壁材を貼ってしまうことが多いですが、外観も土壁を活かした真壁仕上げとしました。内部は1階の壁は真壁仕上げ、2階は和紙クロスを張りました。
家の中に入ると土壁を塗ってあることで、家の中は気持ちの良いスッキリとした空気感に満ちています。
家の横に畑があるので、土の着いた履物で家の中に入りたいというので、裏から入れる土間もあります。
土間の上には吹き抜けが広がって、キャットウォークも設置。吹き抜けには、T様がご自分たちで薪ストーブを据えられました。
落ち着いた居間には、奥様のおばあさんの所有していた古い家具が置いてあって、アンティークな風合いが、真壁仕上げの内装ととてもマッチしています。
左官屋さんが土壁を塗るときには、奥さんも一緒に塗って、興味深く左官屋さん体験をして見えました。
ちなみに、この家の横には奥様の染物工房の建物も一緒に作り、目の前の畑で藍を栽培して、きれいな藍染品を作っています。
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